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キャッシュレス決済の普及

2018年4月に経済産業省が「キャッシュレス・ビジョン」を発表してから約2年。2016年時点では20%だったものを、2025年までに40%、将来的には80%の普及を目指すとしました。

 

2019年10月の消費税引き上げに伴い、需要平準化対策として、登録された中小加盟店舗でキャッシュレス決済を利用して代金を支払った場合に、購入額の最大5%分のポイントが還元される「キャッシュレス・ポイント還元事業」が開催されました(2020年6月まで)。

 

事業者に対しても、キャッシュレス決済導入費用が補助されます。

 

経済効果

【現金決済による社会コスト】

・現金関連業務人件費(レジ締め等)

・ATM事業運営費・設置費・経費・警送会社委託費

・現金関連業窓口人件費

 

【キャッシュレス化による経済効果】

・電子決済の手数料収入

・外国人観光客による消費支出増

・経理担当者の業務時間減

など

 

セキュリティを心配する消費者もいますが、ガイドラインを策定するなど、セキュリティ向上への取り組みを進めています。

お金の使い過ぎへの不安については、チャージ(前払い)方式の電子マネーを使うことや、QRコード決済の上限を設定するなどの工夫で防ぐことが可能です。

家計簿アプリと連動すれば、キャッシュレス決済のデータを自動で取り込み、記帳作業(費目分類・集計)を自動でしてくれるものもあります。家計簿をつけるのが大変と嘆いている主婦には、おすすめです。

 

実際、どのくらいお得なのか。気になるところです。

 

【例】

私が2019年4月から、お試しで〇〇ペイを始めました。

(注意:個人の会員条件により還元率が変わります)

(注意:キャンペーン等で還元率が変わります)

家計費の負担が大きい食費・日用品等を〇〇ペイで支払うようにしました。

現在の支払総額 約55万円 に対し 約3万円 の返還金がありました。

 

クレジットカードの使用には抵抗がある方にも、チャージ方式ですと毎月の家計管理もしやすいです。

〇〇ペイのポイントの返還には、時間が少しかかりますが、少額の返還金も「塵も積もれば山となる」です。有難いものです。